Feb 29, 2012

Lesson 17

Lesson 17

[私はニュートラルなものは見ていません。]
“I see no neutral things.”


このアイディアが原因と結果が本当はどのように働いているか認識するための次のステップなのです。
あなたはニュートラルな思考は全く持っていないので、それ故にあなたはニュートラルなものは見ていないのです。

どのような状況でもそれはまず初めに(何かが現れる前に)思考から始っているのですが、あなたはその逆のことが起こっていると信じてしまっているのです。
これ{何かが現れてからそれに関する思考が起こること}は「世界が考えている方法」ではありませんが、自分がこのように考えていることをあなたは学ぶ必要があります。
もしこれ{思考が現象/状況を発生させていること}が真実でなかったなら、知覚には原因がないことになり、世界そのものがリアリティの原因であることになります。しかし世界は著しく変化し続けているので、それ(世界そのものがリアリティの原因であるという考え)は妥当な考えでないことが解るのです。


今日のアイディアを適用するに、まず目を開けて辺りを見ながら次のように言います。


[私はニュートラルな思考は持っておらず、だから私はニュートラルなものを見ていません。]

“I see no neutral things because I have no neutral thoughts.”


それからあなたの周りを見回し、そこに見つかったものを見ながらそれに下記のアイディアを適用します。

[私はニュートラルな___は見ていません。 何故なら___に関する私の考えはニュートラルではないから。]

“I do not see a neutral _____, because my thoughts
about _____ are not neutral.”



例えば下記のように言ってください。

[私はニュートラルな壁を見ていません。何故なら壁に関する私の考えはニュートラルではないからです。]

[私はニュートラルな体を見ていません。何故なら体に関する私の考えはニュートラルではないからです。]


「生き物-静物/心地良いもの-嫌なもの」などの判断をもとにアイディアの適用に差を付けないようにします。
あなたがどう考えていようとも、あなたはまだ本当に喜びに溢れて生きているものを何も見ていないのです。
それはあなたがまだ真の思考に気付いておらず、従って本当にハッピーな思考に気付いていないからです。

プラクティス(時間を設けて今日のアイディアを実践すること)を3-4回行なってください。 
このアイディアに対して抵抗感を感じた場合でも、最大の効果を得るために最低3回行なうようお勧めします。
それぞれのプラクティスを約一分継続することをお勧めしますが、抵抗を感じたならより短くしてください

Feb 28, 2012

Lesson 16

Lesson 1 6

[私はニュートラルな思考は持っていません。]

“I have no neutral thoughts.”


今日のアイディアは「あなたの思考が{世界に対して}効果/影響を持っていない」という信念を追い払う一番最初のステップです。
「あなたが見ている全てのもの」はあなたの思考の結果なのです。
この事実に例外はありません。 
思考には大小/強弱の差はありません。
特定の思考は真か誤か、そのいずれかなのです
真の思考はそれ自身と似通ったもの(それ自身のイメージにそったもの)を作り、間違った思考もまたそれ自身と似たものを作ります。

「怠惰な思考」というアイディアほど自己矛盾している概念はありません。
「世界全体の知覚を立ち昇らせているもの」を怠惰となど呼べるでしょうか?
あなたの全ての思考が真理か幻想のどちらかに関与しどちらかを強化しています。
あなたの思考は真理を拡張しているか、でなければ幻想を膨らませているのです。
あなたが虚無を膨らませ増殖させることは可能ですが、そのようなことをしてもそれ(幻想)を拡張することには成りません。

あなたの全ての思考は(怠惰でないだけでなく)平和かあるいは戦いを(愛かでなければ怖れを)もたらしているのです。 救済の為にあなたがこれを認識出来るように成る必要があるのです。

ニュートラル/中立な結果(良くも悪くもない結果)は不可能なのです。 何故なら中立な思考{平和も戦いも愛も恐れもたらしていない思考}など不可能だから。
怖れの思考(何かを怖れる考え)を「取るにとらない重要でないもの」として軽く見てしまう誘惑/傾向がありますが、「全ての怖れの思考が等しく破壊的で、なおかつ等しくリアルではないこと」をあなたは認識する必要があるのです。
あなたがこれを本当に理解するまで、わたし達は何度もこのアイディアを練習します。

今日のアイディアを適用するにあったって、目を閉じてあなたのマインドを一分間調べます。 取りこぼしてしまいそうになる「小さな」考えを見逃さないよう積極的に調べてください。
これは慣れるまで難しいかもしれません。 あなたはまだ自分で{どの思考を取り上げてどれを無視するか}選り好みし区別しようとしてしまうかもしれません。
しかし(良いとか悪いとかつまらないとか重要だとか、あなたがどのようにその思考を評価していたにしろ)あなたが考えた全ての思考に今日のアイディアが適用可能なのです。

プラクティス期間を始めるにあたり、先ず最初に今日のアイディアを述べます。
そして色々な考えがあなたのマインド(心)に浮かぶ度に、その考えをあなたの意識の中に留めながら、下記のように自分に言い聞かせます。

[___に関するこの考えは、ニュートラルな考えではありません。
[___に関するあの思考は、ニュートラルな思考ではありません。

“This thought about _____ is not a neutral thought.”
“That thought about _____is not a neutral thought.”

プラクティス期間中だけでなく、今日一日の間に自分が不安/怒り/怖れなどを引き起こす特定の思考を持っていることに気付く度に今日のアイディアをそれに当て嵌めます。
下記のような言葉を使ってください。

[___に関するこの考えはニュートラルな考えではありません。何故なら私はニュートラルな考えは持っていないのだから。

“This thought about _____is not a neutral thought, because I have no neutral thoughts.”

このアイディアに抵抗を感じないようなら、今日は4-5回(各一分間)プラクティス期間を設けることをお勧めします。
もしこのアイディアを使うことが不安感などをもたらすようならプラクティスは3回までに留めてください。 そしてプラクティスに掛ける時間も短くしてください。

Feb 25, 2012

Lesson 15

Lesson 15

[私の思考は私が作ったイメージです。]
“My thoughts are images which I have made.”


その理由は「あなたが考えているとあなたが思っている思考」が『虚無(Nothing)としてあなたが認識していないイメージ』として現れているからです。
あなたはそれらのイメージを自分が考えていると思っており、だからあなたは自分にはそれらのイメージが見えていると思っているのです。
あなたの視力/視界はこのように作られているのです。
これがあなたが自分の体の目に与えた役割(働き)なのです。
これは見ることではなく、イメージを作ることなのです。
これは見ることに取って代わり、ヴィジョンを幻想で置き換えていることなのです。

イメージを作っているプロセス(あなたはこれを見ることと呼んでいます)を説明するこの最初のアイディアはあなたには余り意味が感じられないものでしょう。
あなたにとって見慣れている物体の周りに仄かな光の縁が見え始めたなら、あなたもこのアイディアが理解出来るでしょう。
それがリアルなヴィジョンの始まりなのです。一旦リアルなヴィジョンが見え始めたならそれは急速に起こるでしょう。

わたし達が{レッスンを}進めて行くに従い、あなたは幾つもの「光のエピソード(光を見る体験)」をするでしょう。
それらは様々な異なる形で現れ、全く予測できない形で現れるものもあるでしょう。
それらを怖がらないでください。
それらはあなたがやっと自分の目を開け始めた証拠なのです。

それら(光のエピソード)はそれ程長くは続きません。 何故ならそれらは真の知覚を象徴しているだけで、叡智(knowledge)とは関係ないのだから。
これらのエキササイズがあなたに叡智を示す訳ではありません。
しかしこれらのエキササイズが叡智への道を整えるのです。

今日のアイディアを実践するにあたり、それをあなた自身に向かって繰り返し言い、それからあなたの周りに見えているものにこのアイディアを当て嵌めます。 あなたに見えているものを見ながら、そのものの名前を使って下記のように言ってください。

[この___は私が作ったイメージです。]
[あの___は私が作ったイメージです。]

今日のアイディアを沢山のものに当て嵌める必要はありません。
しかし自分自身に向かって今日のアイディアを言っている時、このアイディアを適用している特定のものをあなたが見ていることが重要です。 ゆっくりと繰り返し言ってください。

一分間のプラクティス時間中にこのアイディアをそれ程多くのものに当て嵌めることは出来ませんが、当て嵌める対象は出来るだけ選り好みせず無思量にランダムに選んでください。
もし居心地悪く感じるならプラクティス期間を一分より短くしてください。
あなたがこのアイディアをリラックスして受け入れられていない限り、3回以上はプラクティス(エキササイズ)を行なわないでください。 プラクティスは最高でも4回までにして、それ以上は行なわないでください。

Feb 23, 2012

Lesson 14

Lesson 14

[神は無意味な世界は創造しませんでした。]

“God did not create a meaningless world”
 

今日のアイディアが、無意味な世界が不可能である理由です。
神が創造しなかったものは存在していません。
そして存在しているもの全ては神が創造した通りに存在しているのです。
あなたが見ている世界はリアリティとは全く関係がありません。
それ(あなたが見ている世界)はあなたが作ったものであり、それは存在していないのです。

今日のエキササイズは目を閉じたまま行ないます。
マインド内を探る期間は一分以内に抑えてください。
今日のエキササイズが容易に行なえると感じていない限り、これを3回以上は行なわないでください。もしリラックスした状態でこのエキササイズが行なえるとしたら、それはあなたがこのエキササイズの目的を理解したからです。

今日アイディアは「あなたが世界の上に書き込んだ思考を手放すことを学び、その替わりに神の世界を見る」為の次のステップです。
この置き換え(これが真の救済と呼べるものなのです)の初期ステップはある程度困難で苦しいものかもしれません。
この初期ステップの幾つかはあなたを怖れと直面させるでしょう。
しかしあなたが怖れの中に取り残される訳ではありません
あなたは怖れを遠く超えて行きます。 わたし達はパーフェクトな安全と平和の方向に進んでいるのです。

目を閉じてあなたのマインドの中に現れた「世界の中の恐怖」を全て思い起こします。
それらが起こる度それを言い表して、そのリアリティを否定します。神はこれ(恐怖)を創造していません。 だからそれはリアルではないのです。
例えば、
[神は戦争を創造していません。だからこれはリアルでは在りません。]
[神はあの飛行機事故を創造していません。だからこれはリアルでは在りません。]
[神はこの災難(特定の災害をここに当て嵌めます)を創造していません。だからこれはリアルでは在りません。]

自分に(あるいは他の人に)起こるかもしれないとあなたが怖れていることにも今日のアイディアが適用可能です。
(一般論を言うのではなく)より特定の「災害/災難」に関して宣言します。
例えば「神は病気を創造していない。」と言うのではなく「神は癌(心臓発作、その他あなたに不安をもたらしている心配事をここに挿入します)は創造していません。」と言ってください。
これはあなたが見ているパーソナルな恐怖の展開図です。これらのものがあなたの見ている世界の一部なのです。
あるものは共有されている幻想で、他のものはあなた個人のパーソナルな地獄なのです。しかしそれらの区別はどうでもよいのです。
「神が創造していないもの」は神から離れているあなた自身のマインド内だけにしか存在出来ないのです。
だからそれ(神が創造していないもの)には意味が無いのです。
下記の言葉を言ってプラクティス(エキササイズ)期間を終えます。
[神は無意味な世界は創造していません。]

(エキササイズ期間外に)何かあなたを不安にさせる/怒らせる/怖がらせることが起こったなら、今日のアイディアを適用してください。 特定の事柄を明確に思い描いた上で今日のアイディアを適用します。

例えば、
[神は無意味な世界は創造していません。
神は{あなたを憤慨させている(不安にさせている)特定の状況/状態をここに挿入します}を創造していません。
だからそれはリアルではありません。]

“God did not create a meaningless world. He did not create [specify the situation which is disturbing you], and so it is not real."


Feb 22, 2012

Lesson 13

Lesson 13

[無意味な世界は怖れを内包しています。]

“A meaningless world engenders fear.”

今日のアイディアは昨日のアイディアを別の言葉で表現したものです。
しかし今日のアイディアは{無意味な世界があなたに与えている}より特定の感情を表現しています。
本当は無意味な世界など不可能です。意味の無い世界は存在していません。
しかしそれ故に(意味の無い世界が存在していない故に)意味の無いものをあなたが知覚していないということにはなりません。
あなたは自分がそれ(無意味な世界)を知覚していると考える傾向が強いのです。

無意味さを認識することが強い不安感を「分離している全ての人達」に与えているのです。
これは神とエゴがお互いに「チャレンジ/対抗」し合って「無意味さが提供している空のスペース」にどちらの意味が書き込まれるか競い合っている状態を表しています。
エゴは自分のアイディアをそこ(無意味さが提供している空のスペース内)に確立しようと一所懸命で、そうしなければ「エゴがリアルでないこと」を示す為にそこにある虚無が使われてしまうと怖れているのです。 そしてこの認識に関してだけはエゴは正しのです。

だからあなたが無意味を認識してそれを怖れず受けれられるようになることが重要なのです。
もしあなたが怖れを抱いていたなら、あなたは世界に対してそれが本来持っていない性質を付け加えてしまい、実存していないイメージで世界の中を満たしてしまうことが確実なのです。

エゴにとっては幻像が安全装置なのです。だからエゴと自分を同等に考えているあなたにとっても幻想が安全装置として働いているのです。
今日はキササイズを3-4回行います。各エキササイズ(プラクティス期間)は一分以内です。 
今回のエキササイズは今までのものとは少し違ったやり方になります。
目を閉じて今日のアイディアをあなた自身に向かって数回言います。
それから目を開けて周りをゆっくりと見回しながら下記の言葉を言います。

[私は無意味な世界を見ています。]
“I am looking at a meaningless world.”

周りを見回しながらこの文章をあなた自身に対して繰り返し言います。それから目を閉じて下記の文章を述べてエキササイズを終了します。

[無意味な世界が怖れを内包しているのは、
自分は神と競争していると私が考えているからです。]
“A meaningless world engenders fear because I think I am in
competition with God.”

あなたはこの最後の文章に対して何らかの抵抗/反発を感じてしまうかも知れません。どのような抵抗を感じたにしろ、「敵の復讐」故にこの考えを怖ろしいと感じていることが真実なのだとあなた自身に言い聞かせてください。
この時点でこの文章をあなたが信じることは期待されていません。
あなたはこれを馬鹿げたものとして退けてしまうかもしれません。
しかし怖れの感覚が自分の中で起こっていることを注意深く認識してください。

これはこの種の「原因と結果の関係」を明確に言い表す初めての試みです。
あなたはこの種の「原因と結果の関係」を認識することには慣れていません。
最後の文章に関して思い悩んだり、エキササイズ時以外にこのアイディアに関して考えたりする必要はありません。
いまはこれだけで十分です。

Feb 21, 2012

Lesson 12

Lesson 12

[私が憤慨しているのは私が無意味な世界を見ているからです。]
[私は無意味な世界を見ているので「怒って/悲しんで/苦しんで」いるのです。]

“I am upset because I see a meaningless world.”

このアイディアが重要なのは、この中に「主要な知覚の歪み」に対する修正が含まれているからです。
あなたは「怖ろしい世界/悲しい世界/暴力的な世界/キチガイ染みた世界」が自分を憤慨させていると考えています。
しかし(怖ろしい/悲しい/暴力的/狂気/など)これらの性質はあなたによって世界に与えられているのです。 世界はそれ自体では無意味なのです。

このエキササイズは目を開けたままで行ないます。
ゆっくりとあなたの周りを見回してください。
一つ一つのものを大体同じ時間眺められるようにあなたの視線を動かします。
一つのものからもう一つのものに急激に視線を動かすのではなく、一定のテンポであなたの視線を動かします。 
何が見えていても構いません。見えている全てのものに同等の注意と時間を与えながらあなた自身にこれを(今日のアイディアを)教えます。 これが「あなたに見えているもの全てに同じ価値を与える学習」の第一ステップなのです。
辺りを見回しながら自分自身に対して下記の言葉を言います。

[私は「怖ろしい世界/危険な世界/敵意に満ちた世界/悲しい世界/邪悪な世界/狂気の世界」を自分が見ていると考えています。]
“I think I see a fearful world, a dangerous world, a hostile world, a sad world, a wicked world, a crazy world,”

このようにしてあなたが思いついた言葉を言ってください。
(ネガティブな言葉ではなく)ポジティブ(肯定的)な言葉が思いついたなら、それも言ってください。例えば「良き世界」とか「素晴らしい世界」とか、そのような言葉が思い付いたならそれらも今日のアイディアの中に含めます。
何故これらの「良い」形容詞をこのエキササイズに含めるべきなのか、あなたはまだ理解していないかもしれません。 しかし「良い世界」という言葉には「悪い世界も在り得る」ということが暗示されていること、「素晴らしい世界」という言葉は「素晴らしくない世界もある」と暗黙に語っていることを理解してください。
あなたが思いついた全ての言葉に今日のアイディアを当て嵌めることが可能です。
これらの(言葉の)表面上の意味はどうでも良いのです。
今日のアイディアを当て嵌めるにあたり、自分の判断をもとに「良いもの」に少ない時間を与え「好ましくないもの」により多くの時間を掛けるなど、選り好みを加えてはいけません。
このエキササイズの目的の上では、それら(好ましいこと、好ましくないこと)には違いがないのです。
そして下記の言葉を述べてプラクティス・ピリオド(練習期間)を終えます。

[しかし私が憤慨しているのは、私が無意味な世界を見ているからです。]
“But I am upset because I see a meaningless world.”

無意味なもの(意味をもっていないもの)は良くも悪くもないのです。であれば無意味な世界があなたを憤慨させる必要があるでしょうか?
世界を無意味なものとして受け入れて{あなたが見ている現在の世界には意味がないということを受け入れて}そしてあなたの為に世界の上に真理が書き入れられることを受け入れることが出来たなら、それがあなたをとてもハッピーにするでしょう。

しかし世界は無意味なので、あなたは自分の好みを世界の上に書き入れようとしているのです。
あなたはこれを見ているのです{あなたは無意味な世界の上に自分の嗜好を書き入れようとしているのです}。 これが真に無意味なことなのです。
しかしあなたの言葉{あなたが世界の上に書き入れた言葉}の下には神の言葉が書いてあるのです。
この真理は今あなたを憤慨させてしまうかもしれません。
しかしあなたの言葉が消されたなら、あなたはそこに神の言葉を見るのです。
それがこれらのエキササイズの最終的な目的なのです。
今日のアイディアのプラクティス期間を3-4回設けてください。
一回のプラクティス期間は一分以内にします。 一分よりもかなり少ない時間でも構いません。ストレスを感じたら直ちにエキササイズ/プラクティスを中断してください。