May 6, 2013

Ch29-05

The Changeless Dwelling-Place

 不変の住家

 

「この世界全体が赦されている場所」があなたの中に在るのです。

そこには罪と幻想の記憶がもう居残っていないのです。

あなたの中には「時間が立ち去って永遠のエコーが聞かれている場所」が在るのです。

そこにはとても静かで「(感謝している神である父と子へと昇っている)天国への賛美歌以外の音は聞えていない安息所」が在るのです。

{父と子の}両方が居る所において、彼等は両方{父と子}を憶えているのです。

彼等{父と子}が居る所が天国で、彼等が居る所が平和なのです。

彼等の住家をあなたが変えられると考えるのは止めなさい。

何故なら、彼等{父と子}の中にあなたのアイデンティティが住んでおり、彼等が居る所に「あなた」が永遠に居るに違いないのだから。

 

不変な天国はあなた達の中に在り、それはとても深く内側に在るので、この世界の中のものは全てそこ(天国)を(天国に気付くことなく、天国を見ることもなく)通り過ぎるだけなのです。

「終わり無い平和の静かな無限」があなた達をその柔らかく優しく強く静かな抱擁で「創造者の意志の中」に包んでいるので、「その中に居る聖なる神の子の邪魔を出来るもの」は何もないのです。

『「(神の子に付き添っている、そして目覚めた神の子を見つけて喜んでいる)あなた」に聖霊が与える役割』がここにあるのです。

彼はあなたの一部で、あなたは彼の一部なのです。 何故なら、彼は「彼の父の子」であって、『「あなたが彼の中に見ているどのような目的」にも従うべきでない者』なのだから。


あなたに求められているのは「彼の中に住んでいる不変と永遠を受け取ること」だけなのです。 何故なら「あなた」のアイデンティティがそこに在るのだから。

 

あなたの中の平和は、彼の中で見つけることが出来るのです。

彼に対してあなたが捧げる愛ある考えの全てが「永遠の平和と終わりの無い喜びへ目覚めること」へあなたを近づけるのです。

 

(あなた自身と同様に)この神の聖なる子はあなたに対する父の愛の鏡なのです。

それは神の子を作り上げている父の愛のリマインダー(思い出させる手掛かり)なのです。 それは(父の愛があなたの中に住んでいるように)神の子の中に未だ住んでいる「父の愛」に対するソフトなリマインダー(記憶を取り戻させるキッカケ)なのです。

 

とても静かに成りなさい。 そして神の声を彼の中に聞き、「彼の役割が何なのか」その声があなたに告げられるようにしなさい。

「あなた」が十全/健全に成れるように、彼が創造されたのです。

何故なら、完成されているもの(十全なもの)だけが「(あなたを創造した)神の完成の一部」に成ることが出来るのだから。

「父があなたから求めているギフト」は『あなたが全創造の中に「父からあなたへのギフトの輝く栄光」だけを見ること』なのです。

父の子を見なさい、「父のパーフェクトなギフト」を見なさい。

「父のパーフェクトなギフト{であるあなたと兄弟}」の中で彼の父(あなたと兄弟の父)が永遠に輝いているのです。

「父のパーフェクトなギフト{であるあなたと兄弟}」に対して全創造が彼自身のもの{あなた達自身のもの}として与えられているのです。

 

彼{あなたの兄弟}がそれ(父のギフト)を持っているから、それがあなたに与えられたのです。

そしてそれが彼の中に置かれている場所で「あなた達」の平和が見られているのです。

あなた達を包んでいる静寂が彼の中に住んでおり、そしてこの静寂から「あなた達の手が無垢/無罪の中に繋がれているハッピー・ドリーム(幸福な夢)」がやって来るのです。

 

これらは痛みの夢の中で掴んでいる手ではないのです。

それらの手は剣は握っていないのです。何故なら、それらの手は「世界に対する全ての空虚な幻想」をもう手放しているのだから。

こうして空になった手の中に「兄弟の手(その中に完成/十全が入っているのです)」が握られて受け取られているのだから。


「赦しの先にある栄光のゴール」を知っていたなら、あなたはどのような思考も持ち続けようとはしないでしょう。どれだけ「思考の中の悪のタッチ」が軽く見えていたとしても。

何故なら、{癒やしがもたらすゴールをあなたが知っていたなら}『「祝福する手を操作することが出来るマインド、神の子を神の子の父の家まで案内することが出来るマインド」の中に「神が与えなかったもの」を保とうとするコスト(代償)がどれだけ大きいか』あなたにわかるのだから。

 

「(父によって父の住家として作られている)彼」の友達に成ろうとあなたは求めませんか?

神自身に相応しい{住家}と神が彼を評価しているのに、「あなた」は憎しみの手で彼を攻撃しようとしますか?

誰が「天国そのもの」に対して血塗られた手を上げながら天国の平和を見つけようとするのでしょうか?

あなたの兄弟は彼が{兄弟自身が}死の手を持っていると考えています。

彼(あなたの兄弟)を信じるのは止めなさい。


そうではなく、「(あなた自身の解放を彼に捧げることにより、彼を解放することが出来る)あなた」がどれだけ祝福されているか学びなさい。

 

「彼が(あなたの憎むべき敵ではなく)あなたの救済者に成っている夢」があなたに与えられているのです。

あなたに一つの夢が与えられており、その夢の中では「彼{兄弟姉妹}の全ての死の夢に関してあなた達が彼{精霊}を赦しており、分離した憎しみの邪悪な夢を見るのではなく、あなたは希望の夢を彼{兄弟姉妹}と分け合っている」のです。

この夢を分け与える(わかち合う)ことがどうしてそんなに難しく見えるのでしょうか?

それは聖霊が夢にその役割を与えない限り、夢は憎しみの為に作られており、死に仕え続けるからです。

{聖霊が夢にその役割を与えない限り}夢が表すそれぞれの形は何らかの方法で死を求めているのです。

そして「(それぞれに小さな槍と錆びた剣を持っている)死の主に仕えている者達」は「自分が交わした古代の死ぬ約束」を守る為に「分離されている世界」の中にやって来て死を崇拝しているのです。

 

「夢に対して(これとは)異なる役割を見ている彼{聖霊}」によって使われないようにされている「全ての夢の中の怖れ」の中身はこのようなものなのです。

全ての夢は攻撃と分離の為に作られてはいるのですが、夢が「{聖霊と}分け合われた(共有された)」時、その攻撃と分離の役割(働き)は失われてしまうのです。

しかし「夢の世界の中にあるもの」が「変化の希望と向上」抜きで存在し続けることは決してないのです。 何故なら、不変(永遠)が見つかる場所はここ(夢の世界の中)ではないのだから。

 

私達は「これが本当であること」を喜びましょう。

そして「この世界の中で永遠を探すこと」は止めましょう。

赦す夢は『「あなた自身の外にある世界」を夢見ること』から抜け出る為のものなのです。 そして最終的には「全ての夢から抜け出て永遠の生命の平和へ至る為に」赦す夢が存在しているのです。

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