Ch23-1

THE WAR AGAINST YOURSELF

あなた自身に対する戦い

「脆弱／弱さの反対が無罪であること」があなたには解りませんか？

無垢こそが力で、それ以外に強いものは何も無いのです。　

「無罪なもの」が（何かを）怖れることは不可能です。

そして全ての恐れは「弱さ／脆弱」なのです。

攻撃が使う力の誇示は、脆弱さを隠す為に使われているのです。　これを隠そうとするのは止めなさい。

リアルでないものが隠せるでしょうか？

「敵を持っている者」は強者ではありません。

そして自分に敵が居ると考えない限り、誰にも攻撃は出来ません。

だから敵への信念（自分には敵がいると信じること）は、｛自分の｝弱さへ対する信念（信心）なのです。

そして「弱いもの」は神の意志ではなく、それは神の意志に反するものなのです。「弱いもの」に対抗している神の意志が、「弱いもの」の「敵」に成ってしまっている（と考えられてしまっている）のです。　

こうして、神が｛あなたに｝対抗する意志として、怖れられてしまっているのです。

この「あなた自身」に対する戦争／抵抗は、何と奇妙なものでしょう？

「あなたが罪｛分離｝の為に使っている全てのもの」があなたを傷つけるものに成る、それがあなたの敵に成ると、あなたは信じるのです。

そしてそれ故に（それが敵だとあなたが信じた故に）、あなたはそれ（あなたが罪／分離の為に使っている全てのもの）と戦い、それをより弱くしようとするのです。

そしてあなたは（敵を弱くすることに）自分が成功していると考え、再度攻撃するのです。

「あなたが攻撃しているもの」をあなたが怖れるように成るのは確実です。　それは、「無罪（無垢）だとあなたが知覚したもの」をあなたが愛するようになることと同じ位確実です。

愛が示している道を無罪に歩いて行く者は、平和の中を歩いて行くのです。

何故なら、そこでは愛が彼（無罪に歩いていく者）と一緒に歩いており、彼を怖れから「守って」いるのだから。

そして彼は、決して攻撃しない無罪な者だけを見るのです。

頭を高く上げて栄光の中を歩いて行きなさい。悪を怖れることなく。

無垢な者達は安全なのです。何故ならば、彼等は自分達の無垢を分け合って（共有して）いるだから。

「彼等が見ているもの」は何も有害ではありません。何故なら、真理に対する彼等の気付きが全てを有害の幻想から解放しているのだから。

そして「以前は有害に見えていた者達」が今、罪と怖れから解放され、愛にハッピーに帰されて、彼等の無垢の中で輝いています。

彼等は無垢を見たので、彼等は愛の力を分け合っているのです。

そして彼等はエラーを見なかったので、全てのエラーが消え去ったのです。

栄光を探している者達は、それが存在する所にそれを見つけます。

それ（栄光）が無垢以外のどこに在り得るでしょう？

小さな妨害によって自分を卑小さに引き込ませるのは止めなさい。

無垢の中には罪悪の魅力は在り得ません。

あなたが真理と共に歩んでいる時、どれだけハッピーに歩けるか考えて見なさい！

罪に見える小さな光景の為に、卑小な罪悪の魅力の為に、この自由な世界を手放すのは止めなさい、

あなたはこれらの無意味な邪魔／障害の為に天国を脇に退けてしまうのですか？

あなたの運命と役割は、それら（罪悪の魅力／罪の光景／無意味な障害）を遥かに越えた、卑小さが存在していない清潔な場所の中にあるのです。

あなたの役割は、どのような卑小さとも食い違って（相反して）おり、だから罪とも食い違って（相反して）いるのです。

わたし達は卑小さによって神の子が誘惑されないようにしましょう。

（永遠同様に、大きさを測ることが出来ず、時間に縛られていない）神の栄光はそれ（卑小さの誘惑）を越えています。

時間に「彼（神の子）に対するあなたの視界」の邪魔をさせるのは止めなさい。

彼（神の子）を誘惑の中で孤独にして恐れさせるのは止めなさい。

彼が誘惑に打ち勝てるよう助けて、（彼自身がその一部である）光りを知覚出来るようにさせなさい。

「あなた」の無垢が彼の無垢への道を照らし出し、それによって「あなたの無垢」も守られ、「あなたの無垢」があなたの意識の中に保たれるのです。

何故なら、誰が自分の栄光を知りながら、自分の卑小さや弱さを知覚出来るでしょう？

誰が怖ろしい世界の中で震えながら、自分の中の天国の栄光を認識出来るでしょう？

｛誰もそのようなことは出来ません。だから、「あなた」の無垢が彼の無垢への道を照らし出し、それによって「あなたの無垢」も守られ、「あなたの無垢」があなたの意識の中に保たれるのです。｝

あなたの周りのものは全てあなたの「一部」なのです。

愛を持ってそれを眺めなさい、そしてその中に天国の光を見なさい。

そしてあなたに与えられている全てのものをあなたが理解出来るよう成りなさい。

優しい赦しの中で世界が輝き光り、罪深いと今まであなたが考えていた全てのものが天国の一部として今再解釈されるのです。

（あなたの無垢が授ける「あがない／救済」を非常に必要としている）その世界を歩むことは、どれほど美しく清潔でハッピーで救われていることでしょう！

これ以上にあなたが尊べることがあるでしょうか？　ここに「あなたの」救済と「あなたの」自由があるのだから。

そしてあなたがこれ（世界の無垢）を認めようと思えるようになった時、これは完成しているに違いないのです。