Jul 7, 2012

Ch24-5

Specialness And Salvation
特別性と救済
 

特別性とは「あなた自身以外は誰も信頼しないこと」なのです。
{特別性の中では}信心はあなた自身だけに与えられているのです。

他の全てがあなたの敵に成っており、怖れ攻撃しするべきものに成っており、死をもたらす危険なもの、憎まれ破壊だけに値するものに成っているのです。

特別性が捧げ与える優しさは騙しでしかなく、その憎しみだけがリアルなのです。

破壊の危険の中で、それ{特別な者}は誰かを殺さずにはおられず、あなたはそれに引き付けられ{それがあなたを殺す前に}あなたはそれを殺そうとするのです。

罪悪の魅力とはこのようなものなのです。

ここにおいて死に対して救世主/救済者の座が与えられており、いま磔刑が贖いに成っおり、救済が「世界の破壊(あなたを除く全ての破壊)」以外には在り得なく成っているのです。



特別性以外の何が体の目的で在り得るのでしょうか?
そしてこれ(特別性)が、体をその防御の中で脆弱に絶望的にしているのです。

体は、あなたを脆弱に絶望的にする為に作られて/考えられているのです。

分離のゴールがその呪いなのです。

しかし「体」はゴールは持っておらず、目的はマインドの中に在るのです。

マインドの望みに応じて「考えを変えること(change the mind)」が出来るのです。

しかしマインドそのものは、そしてマインドの属性/性質は、変えられません。

しかし「マインド内に目的として保たれているもの」は変えることが出来るのです。

そして体の状態は「マインドの目的」に合わせてシフトされるのです。

体はそれ自体では何も出来ません。

痛める為の目的/媒体として体を見たなら、体は痛むのです。

癒やしの目的/媒体として体を見たなら、体は癒やされるのです。


「あなたはあなた自身を痛めることしか出来ません。」

これはよく繰り返し言われていることですが、まだ理解することが難しいのです。

特別性を意図しているマインド達にとって、これを理解することは不可能です。

しかし攻撃せずに癒やすことを願っている者達にとって、これはとても明確です。

攻撃の目的は「マインド」の中に在るのです。そしてその効果はそれがある所{攻撃の目的が存在している場所=マインド内}で感じられるのです。

そしてマインドは限定されてもいないのです。だから有害な目的は「ひとつのマインド」を痛めているに違いないのです。 だから有害な目的は「ひとつのものであるマインド」を痛めているに違いないのです。

上記は特別性にとっては全く無意味(理解不可能)なのです。

しかし奇跡にとっては{上記のことが}とても納得出来ることなのです。

何故なら奇跡とは単に「痛めようとすること」から「癒やそうとすること」へと目的を変えることに過ぎないのだから。

この目的のシフトは確かに特別性を危険に晒すのですが、それは全ての幻想は真理を怖れているという意味においてだけ正しいのです。


彼等(特別性/幻想)は真理とは向き合っていません。{特別性は真理を現してはいません。}
あなたは父が彼(兄弟)から求めたギフト{無罪の認識}を控えて、その代わりにそれ{あなたの認識}をそこ(特別性)に与えようとしていますが、彼等(特別性)の中にどのような安らぎが在ったというのでしょうか?

{ギフトを、無罪無垢の認識を}彼(兄弟)に与えたなら、宇宙はあなたのものです。

{ギフト/認識を}彼等(特別性)に捧げたなら、ギフトは返って来られません。

あなたが特別性に与えたものがあなたを破産させ、あなたの宝庫は空っぽにされており、そのドアは開けっぱなしで、あなたの平和を乱し破壊しようとする全てのものを呼び込んでいます。

どのような方法で救済がもたらされるか、どのようにしたなら救済に届くか考慮しようとするのは止めなさい、と私はかなり以前に言いました。

兄弟を無罪に見ようとあなたが望んでいるかどうかだけを良く考慮しなさい。 

{この質問に対する}特別性の答えは「ノー」に違いありません。

無罪な兄弟が特別性の敵なのです。そして罪が(もし罪などというものが可能であるならば)特別性の友達なのです。あなたの兄弟の「罪」がそれ自身を正当化しており、(真理が否定している)その意味{罪の意味}を与えようとするのです。

しかしリアルなもの全てが、彼(あなたの兄弟)の無罪を宣言するのです。

間違っている全て(全ての偽り)が、彼の罪がリアルであると宣言するのです。


もし彼(兄弟)が罪深かったなら「あなた」のリアリティはリアルではなく、(少しの間しか見えない、すぐに崩れて塵に成る)特別性の夢でしかないのです。
「神から神自身の愛が奪われており、あなたが救済の手の届かない所にいる」というこの無意味な夢を防御しようとするのは止めなさい。
(リアリティ内では何の意味も持っていない)この移ろいゆく世界の中では次のことだけが確実なのです。

平和が完全にあなたのもとに無い時、そしてあなたが何らかの痛みを被っている時、あなたは兄弟の中に何らかの罪を見ており、「そこに在るとあなたが思ったもの」を見つけて喜んでいるのです。

それ(そこに在るとあなたが思ったもの=あなたが兄弟の中に見ている罪)故にあなたの特別性が安全に保たれているのです。

こうしてあなたは「あなたの救い主としてあなたが任命した者{特別性}」を救い、「神があなたに与えた救い主{聖霊や兄弟}」を代わりに磔にしようとするのです。

こうしてあなたは彼(あなたの兄弟)と一緒に縛り付けられてしまうのです。何故ならあなたは彼(兄弟)とひとつなのだから。

だから特別性は彼(兄弟)の敵であると共にあなたの敵でもあるのです。

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