Jun 24, 2013

Ch30-03

Beyond All Idols

全てのアイドル達を超えて

 

アイドル達はとても特定のもので、{それに対して}あなたの意志は無限でユニバーサル(普遍的なもの)なのです。

だからあなたの意志は形を持っておらず、形として表現されることに満足するものでもありません。

アイドル(偶像)とは限界/限定なのです。

アイドルとは「幸福をもたらす形が存在していて、限定することによりそれ(幸福の形)を得ることが出来る」という信念なのです。

 
これはあたかも「私は全てを必要とはしていない。私はこの小さなものを求めていて、この小さなものが私にとっては全てに成るのだ」とあなたが言っているようなことなのです。

そしてこれは失敗せずにはおれないのです。何故なら、全てがあなたのものであることがあなたの意志なのだから。

{だから}あなたがアイドルを選んでいる時、あなたは損失を求めているのです。
{しかし}あなたが真理を選んだなら、全てがあなたのものなのです。

 

あなたが求めているのは形ではありません。

どのような形が、神である父の愛の代用品に成れるというのでしょうか?

どのような形が、「神である子の神聖の中にある全ての愛」に取って替われるというのでしょうか?

どのようなアイドルが「ひとつであるもの」から「ふたつのもの」を作ることが出来るというのでしょうか?

そして「無限なもの」を限定することが出来るというのでしょうか?

 

あなたはアイドルは求めていません。「アイドルを持つこと」はあなたの意志ではありません。 「あなたが探しているギフト」をアイドルがあなたに与えることはありません。

「あなたが求めているもの」の形をあなたが決定したなら、あなたはその目的{あなたが求めているものの目的}が解らなく成ってしまいます。

するとあなたは、あなたの意志をアイドルの中に見るように成り、それを{あなたの意思を}特定の形に縮小してしまうのです。

しかしこれ{縮小されアイドルの中に見られている意志}があなたの意志に成ることは不可能です。何故なら、「全創造の中でわかち合っているもの」が卑小なアイディアや卑小なもので満足することは出来ないからです。


アイドルを捜し求める全探索の後ろには完成への渇望があるのです。

「全体である者」は無限で、だから形は持っていないのです。

特別な人や物をあなたに付け加えてあなた自身を完成させようと求めることは、「何らかの形が失われている」とあなたが信じていることだけを意味しているのです。

これ{上記}を信じることにより、自分が好む形の中であなたは完成を獲得するのです。

これがアイドルの目的なのです。

『あなたがアイドルの背後を見て「自分は不完全であるというあなたの信念」を見つけられないようにすること』が「アイドルの目的(アイドルを見ているあなたの目的)」なのです。

 

あなたが罪を犯している場合にのみ、これ{あなたが不完全であるということ}が在り得るのです。

何故なら、罪とは「あなたが孤独であって、あなたは全体から切り分けられている」というアイディアなのだから。

だから「あなた自身の限界域」を超えて完全性を捜し求めることが必要に成るのです。


いつの時でも、あなたが本当に求めているものは決してアイドルではありません。

しかし「アイドルがあなたに捧げているとあなたが考えているもの」をあなたは確かに欲しているのです。 そしてあなたはそれを求める「権利」があるのです。

そしてそれ{あなたの渇望}を否定することは不可能なのです。

完成したい(十全に成りたい)というあなたの意志は神の意志なのだから。

そしてこれが神に意志であることにより、これ{完成していること}はあなたに与えられているのだから。

 

神は形は知りません。

意味を持っていないやり方で神があなたに答えることも不可能です。

そしてあなたの意志が「(実在していないギャップを満たす為に作られている)空っぽの形」で満足することも在り得ません。

分離した人や分離した物に対して「神の子を完成させる力」を創造が与えることはありません。

神の子に対して「神の子が既に持っているもの」を与えるどのようなアイドルが呼び出せるというのでしょうか?


完成が神の子の働き(機能)なのです。

神の子がそれを探す必要は全くないのです。

全てのアイドルの向こうに(後ろに)『「自分そのもの」に成ろうとする彼の聖なる意志(神の子の意志)』が立っているのです。

何故なら、「全体以上のもの(全体以上に成ろうとすること)」は無意味だから。

もし彼(神の子)の中に変化/変質があったなら、もし彼が何らかの形の中へと縮小され「彼の中にないもの」へと限定されることが可能であったなら、彼は「神が彼を創造した通りのもの」では無くなってしまいます。

彼が彼自身で在る為に、彼がどのようなアイドルを必要とするというのでしょうか?

 

彼が自分の一部分を{切り離して}あげてしまうこと(捨ててしまうこと)などが出来るでしょうか?

「完全でないもの」が「{自分や他を}完全にすること」は出来ないのです。

しかし「本当に求められているもの」が拒否されることは不可能なのです。

{だから}あなたの意志はかなえられているのです。


{あなたの意志は}あなたを満足させることのない特定の形で{かなえられているのではなく}、「(神がその中にあなたを抱いている)愛に溢れ十全で完璧な思考」の中で{あなたの意志がかなえられているのです}。


「神が知っていないもの」は何も存在していないのです。

そして「神が知っているもの」は永遠に(不変に)存在しているのです。

何故なら、「思考を考えているマインド」が存在し続けている限り、{マインドの中の}思考も存続するのだから。

そして神のマインド内には終りが無いのです。

そして神の思考が存在していない時間も無く、また神の思考が変質を被ることも不可能なのです。

 

思考は生まれ出ている訳ではなく、思考が死ぬこともないのです。

思考は、その創造者の属性(性質)を受け取って(受け継いで)いるのです。

そして思考が思考者から切り離されていたり、思考者から分離した命を持っている訳でもないのです。

 

あなたが考えている思考はあなたのマインド内に存在しているのです。

そしてあなたは、あなたを考えたマインド内に存在しているのです。

だから「神のマインド内に存在しているもの」は分離した部分(バラバラの部品)から出来てはいないのです。

それ(神のマインド)は永遠に一つで、永遠に合一しており(一つに統合されており)、平和なのです。
思考が来たり去ったりしているように見えますが、それが意味することは「あなたは時に思考を意識しており、時に思考を意識していない」ということだけなのです。

 

忘れられている思考は、その思考があなたの意識上に戻った時に「あなた」にとって生まれ変わっただけなのです。

しかしあなたがその思考を忘れている時でも、その思考が死んだ訳ではありません。

その思考は常にそこに在ったのですが、あなたはそれを意識/認識していなかっただけなのです。

あなたに関して神が抱いている思考は、例えあなたがそれ(神があなたを抱いている思考)を忘れていたとしても全く変えられていないのです。

その思考は常に、あなたがそれ{思考}を忘れる前と全く同じ状態で在り続けており、あなたがそれを思い出した時も{それ以前と}全く同じままなのです。 

そしてあなたがその思考を忘れている間も、それは同じで在り続けているのです。

神の思考達は全ての変化を遥かに越えており、永遠に輝き続けるのです。

神の思考達は生まれ出ることを待っているのではなく、歓迎され思い出されることを待っているだけなのです。

 

神があなたを抱いている(保っている)思考は、永遠の空の上にある星のように不変なのです。

この星(神の思考)は天国のとても高い所に設定されており、天国の外に居る者達はこれ(神の思考)がそこに在ることを知らないのです。

しかし静かに白く、そして愛らしく、それ(神の思考)は永劫に輝き続けるのです。

それ(神の思考)がそこ(あなたの中)に存在しなく成った時は無く、{神の思考である}その光りが弱く成っている瞬間も無く、その光りがパーフェクトでは無くなっている瞬間も無いのです。

「父がこの光りを知っていること」を知っているのは誰なのでしょう。

何故なら、彼(神)はそれ(光り=神の思考=神の子であるあなた)を安全に保っている(それを永遠に持ち上げ続け、確実に据え置いている)永遠の空なのだから。

{神の思考の}そのパーフェクトな純潔は、それが地上で見られているどうかに依存してはいません。

空がそれを抱擁しており{神が神の思考を抱擁しており}、そのパーフェクトな場所に優しく支えているのです。 そのパーフェクトな居場所は、地が天から遠いと同じ位、地から遠いのです。

この星を地上から見えなくしているのは距離でも時間でもありません。

しかしアイドルを求め見ている者達は、この星がそこにあることを知ることが出来ないのです。


全てのアイドル達を超えて、神の思考があなたを保持しているのです。

あなたを抱き保っている神の思考は常に同じで在り続けていて、世界の中の苦しい状況や恐怖から全く影響を受けておらず、「ここで夢見られている誕生と死の夢」に全く影響されておらず、怖れが持つことの出来る数々の形によって影響されておらず、それらによって全く邪魔されていないのです。

(戦闘の音が少しも近づけない程とても完璧な静けさに囲まれている)それは{神の思考は}完璧な平和と安心の中に休んでいるのです。

ここに「あなたのひとつのリアリティ」が安全に保たれていて、それは「アイドル達を崇拝していて神を知ってない全世界」には全く気付いていないのです。

 

{神の思考は}不変に確実で、そしてそれ(神の思考)はその永遠の住家に休んでいて、

「あなたを保っている神の思考」が「その創造者のマインド{神のマインド}」を離れたことは無いのです。  「それ{神の思考}がそこに在る」と創造者が知っているように、それ{神の思考}は創造者を知っているのです。 

 

「あなたが居る場所」以外の何処に「神があなたを保っている(抱いている)思考」が存在し得るというのでしょうか?

あなたのリアリティは、あなたから分離しているものなのでしょうか?

あなたのリアリティは「あなたのリアリティが全く知っていない世界」の中に在るのでしょうか?

{いいえ。}あなたの外には、永遠の空も、不変の星も、そしてリアリティも無いのです。

天の子のマインドは天国の中に在るのです。何故なら、そこにおいて{あなたの中にある天国の中で}終わりの無い創造を通して子と父のマインドが繋がっているのだから。

 

あなたは、二つのリアリティを持っているのではなく、一つのリアリティを持っているのです。

そして一つ以上のリアリティを「認識/意識」することはあなたには出来ないのです。

アイドルか、でなければ「あなたを保っている神の思考」か、そのどちらか一つがあなたのリアリティなのです。

 

であれば次のことを忘れないでいなさい。

アイドルは「あなたが何であるか{あなたのリアリティ}」を(神のマインドからではなく)あなた自身から隠さずにはおれないのです。

 

星は輝き続けており、空が変えられたことは一度もないのです。

しかし{アイドルのリアリティをあなたが認識している限り}神自身の神聖な子である「あなた」はあなたのリアリティに気付いていないのです。

 

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