May 19, 2011

ACIMを読む上でのヒント

ACIMは長く複雑な本です。
しかしこの本は、色々な主題に(身体/赦し/幻想/関係/癒やし/時間/エゴ)に対して基本的アイディアを応用することを繰り返し書き述べています。
ですから、この基本アイディアを理解した上で読めば、理解は格段と容易になります。

そのアイディアを下記に示します。

神が全ての源です。
神が世界を創造しました。
そして神は自身の姿を写し取って人(神の子)を創造します。
人と神はひとつに繋がっており、お互いから切り離されてはいませんでした。
無限の神が創った人には限りないバリエーションがあり、それはひとつであると同時に多数でもありました。
そんな人達(神の子達)の幾人かが、ある実験を試みました。 神を抜きにして自分達だけで世界を創造しようとしたのです。 自分達が神(源/原因)に成ろうとしたのです。
これが旧約聖書に失楽園(アダムとイブが禁断の果実(知恵の実)を食べて楽園から追放されたこと)として記載されている出来事です。

神はそれを許可しました。 しかし自分から離れたフリをしようとしている神の子達に対して、純粋な自分の一部を与える事も忘れませんでした。 それが精霊です。

神の子達は、神から離れて自分達だけの世界を作り、その中に身体として存在し始め、神と自分達の関係も忘れてしまいました。 そして自分達が何をしたか、どのようにして神から分離したか忘れてしまいました。 
だから神の子達は自分達の力だけでは天国(リアリティ/神が全てを統治している状態)には戻れないのです。
だから精霊の助けが必要なのです。 
天国に戻るには、精霊の助けを借りて、自分達を赦し自分達の世界を赦し自分達の過去を赦す必要があるのです。

なぜ天国に戻る必要があるのでしょうか?
なぜならば、天国こそはわたし達が本来居るべき場所、天国こそはわたし達の正気が宿っている場所だからです。 そして神から離れた状態では、必ず罪/病/死を体験し続けることになるからです。

罪/病/死を解除するために、わたし達は聖なる瞬間を持ち、精霊と繋がって正しい視界を取り戻し、天国(神の法が全てを統治している状態)を体験し続ける必要があるのです。 
これが赦しなのです。 これをし続ける事によりわたし達は神の下に帰る必要があるのです。

ACIMのそのかなりのテキストは、この基本アイディアをどのように実行するべきか、そしてこの基本アイディアがそれぞれの主題(体/関係/憎しみ/過去)にどう当てはまるか説明しているのです。

以上、ACIMの基本アイディアを簡単に書いてみました。

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