Jun 5, 2013

CH29-07

The Lingering Illusion

まだ居残っている幻想(まだ消え去っていない幻想)
 

{答え/天国を求めて}あなた自身の外を探そうとするのは止めなさい。

何故なら、そのような試みは失敗し、アイドル(偶像)が倒れる度にあなたは泣いてしまうだろうから。

天国が存在していない場所で天国を見つけることは出来ず、そこ以外の場所{天国が存在していない場所以外}に平和は在りません。

神が{あなたに}呼び掛けている時、「あなたが崇拝している各アイドル」が神の代わりに答えることは決してありません。そこにはあなたが代用することが出来る答えは無く、そこで神の答えがもたらす幸福を見つけることも出来ません。

 

あなた自身の外に{答えを}探そうとすることは止めなさい。

何故なら、あなた達の痛みは全て『(あなたが欲しているものが何処で見つかるべきか固執しようとする)不毛な探求』から来ているのだから。

もしあなたが欲しているものが{あなたが答えを探している}そこに無かったならどうでしょう?

「自分が正しくあること」と「自分がハッピーであること」のどちらをあなたは求めますか?

「何処にハピネス(幸福)が住んでいるか」あなたに告げられているのだから、そのことを喜びなさい。 そしてこれ以外の場所{あなた自身の中以外の場所}を探そうとすることは止めなさい。

{自分の中以外の場所でハピネスを探そうとしても}あなたは失敗してしまうでしょう。


しかし「あなたが真理を知るように、そしてそれ{真理}をあなた自身の外に求め探すことを止めるように」あなたにそれ{真理}が与えられています。

ここに到達した全ての人達は『「未だ居残っている何らかの幻想」や「彼自身の外に在る何かがハピネスと平和をもたらすという夢」という望み』をまだ持っていて当然なのです。

 

しかし、もし全てが彼の中に在るのなら{全てが彼の中に在るので}、これ{彼自身の外に在る何かがハピネスと平和をもたらすという夢}は在り得ないのです。

だから「彼が来ること」により、彼自身に関する真理を彼は否定しており、全体以上の何かを探しているのです。 あたかも全体の一部が切り分けられており、「それ以外の全てが存在していない場所」でそれ{全体から切り分けられた一部}が見つかっているかのように。


体は、「彼自身が欠いているもの」を探し出して「彼自身を完成させる何か」を与えようとするのです。

彼{エゴ/分離感覚こそが自分だと取り違えている神の子}が体に与えた目的がこれなのです。

だから彼は彷徨い歩き、「彼自身では無いもの」を彼自身だと信じながら、「彼に見つけられる筈もない何か」を捜し求めているのです。

「居残っている幻想」が幾千のアイドル/偶像を捜し求めるように(そしてそれらのアイドルを超えて更にもう幾千のアイドルを探し求めるように)と彼を駆り立てるのです。

そして「自分の外にアイドルを捜し求めるそれぞれの試み」は失敗します。

何故なら、{探求の途中で}彼は死んでしまい、『「彼が追い求めていたアイドル」が「彼の死」であったこと』を理解しないのだから。

 

{アイドルの}その「形」は彼自身の外にあるように見えるのです。

しかし{外に見えているアイドルを追い求めている間、実際には}彼は「内なる神の子を殺して、神の子に対して自分が勝者であること」を証明しようとしているのです。

これが全てのアイドルが持っている目的なのです。

何故なら、これが{内なる神の子を殺して、神の子に対して自分が勝者でと証明することが}アイドルに割り当てられている役割で、この役割を達成することは不可能なのだから。

 

「体を向上させることがその主要な利益と成っているゴール」に到達しようと試みている時には、あなたは常に自分自身に死をもたらそうとしているのです。

何故なら、{「体を向上させることが主要な利益と成っているゴール」に到達しようとあなたが試みている時}あなたは自分が欠如を被ることが出来ると信じており、{そして}欠如は死なのだから。

 

「犠牲にする」とはギブアップ(放棄)することで、つまり何かを持ってないことであり、損失を被っているということなのだから。

だからこの放棄によって生命が断念されているのです。

 

あなた自身の外を探そうとすることは止めなさい。

この探求は『あなたが内的に十全(全体)ではないこと、そしてあなたのこの荒涼とした状態に目を向けることを怖れていること、そして「あなたが何であるか」{あなたの内側ではなく}あなた自身の外に探そうとすること』を示唆しているのです。

 

そしてアイドル達は失敗しないわけにはいかないのです。

何故なら、アイドル達は生命を与えておらず、「命を持っていないもの(lifeless)」は死のサインなのだから。

あなたは死ぬ為にやって来たのです。
『「あなたが求めている死のサイン」を知覚する以外の何が』あなたに期待出来るというのでしょうか?

 

 

悲しみと苦しみが提示しているのは「(生命のパロディーを象徴している)アイドルが見つかったというメッセージ」だけなのです。

(生命のパロディーである)アイドル/偶像は命を持っておらず、それは(リアルだと考えられており生きた形を与えられている)死なのです。

 

しかしそれぞれのアイドルは失敗し崩れ腐敗せずにはおれないのです。

何故なら、死の形が命に成ることは不可能で、「犠牲にされたもの」が完全/十全であることも不可能だから。

この世界の中の全アイドル達は、あなたが内的真理(あなたの中の真理)を知ること阻止する為に、そして「あなたの外で何かを探し、それを探し当てることにより十全に成りハッピーに成るべきだ」という夢への忠誠を保たせる為に、作られているのです。

平和の希望の中でアイドルを崇拝することは無益です。

神は内側に居り、あなたの完成/十全は神に依存しているのだから。

神の代わりを務めることが出来るアイドルは存在していません。

アイドルを捜し求めるのは止めなさい。

あなた自身の外に{神を真理を}捜し求めるのは止めなさい。


「(過去が世界に対して与え続けて来た)世界の目的」は忘れてしまいましょう。

そうしなければ(過去同様に)未来も「(アイドル達があなたを失望させており、あなたが死と失望をあらゆる場所に見ている)憂鬱な夢」に成ってしまうから。

これら全てを変えて「終わりの無い絶望のサイクルに見えていること」の中で希望と解放の道を開く為には、「世界の目的をあなた(自分)は知っていない」と決めれば良いだけなのです。

あなたは「世界が本来持っていないゴール」を世界に対して与えて、そうすることによって「何の為に世界が存在しているか」決めたのです。

『「あなたで在るもの」を二つに切り分けることによって「あなたの中に在るもの」を完成させる力を持った』アイドル達があなたの外側に見られており、あなたは世界の中に(あなたの外側に見られている)アイドル達の場所を見ようとしたのです。

 

あなたはあなたの夢を選択しているのです。

何故なら、彼等{夢の中のアイドル達}は(あたかもあなたに与えられているように知覚されている)あなたの願望なのだから。

アイドル達はあなたがアイドル達にさせようとしたことをしており、アイドル達はあなたがアイドル達に与えた力を有しているのです。

そしてあなたは夢の中で、空虚にアイドル達を探し求め、その後に付いて行くのです。

しかし眠っているマインドの中以外の何処に夢が存在していると言うのでしょうか?

{寝ているマインドの中にしか夢は存在していないのです。}

「それ自身{マインド自身}の外に投射されている絵をリアルにすること」が夢に出来るでしょうか?

 

私の兄弟達よ! 時間を効率的に使いなさい。

時間が何の為に存在しているか学びなさい。

そして『「アイドル達をその中に見ることによって悲しく病気にされている世界」の中のアイドル達の終わり』を早めなさい。

あなた達の聖なるマインドは神に捧げられている祭壇で、神が居る所にアイドル/偶像が住むことは出来ません。

 

「神に対する怖れ」は「アイドル達を失うことに対する怖れ」に過ぎないのです。

「神に対する怖れ」は「あなたのリアリティを失ってしまうことに対する怖れ」ではないのです。

しかしあなたはあなたのリアリティを(真理の光りから守られなくてはならない)アイドルに作ってしまっているのです。

だから世界の全てがこのアイドルを救う方法に成ってしまっているのです。

だから救済が命を脅かし死を捧げ出しているように見えているのです。

しかし実際にはそうではないのです。

救済は「死が実存しておらず、生命しか存在していないこと」を証明しようとするのです。

 

死を犠牲にすること(死を放棄すること)によって失われるものは何もありません。

アイドルが神に置き換わることは不可能です。 {神の居場所にアイドルが居座ることは不可能です。}

神があなたに「神のあなたへの愛」を思い出させることを許可しなさい。

「あなた自身のアイドルに対する深い絶望のチャント(詠唱)」の中に神の声を埋もれさせてしまうのは止めなさい。

あなたの父の外にあなたの希望を探そうとするのは止めなさい。

何故なら、ハピネスの希望は絶望ではないのだから。

 

 

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