Feb 21, 2012

Lesson 12

Lesson 12

[私が憤慨しているのは私が無意味な世界を見ているからです。]
[私は無意味な世界を見ているので「怒って/悲しんで/苦しんで」いるのです。]

“I am upset because I see a meaningless world.”

このアイディアが重要なのは、この中に「主要な知覚の歪み」に対する修正が含まれているからです。
あなたは「怖ろしい世界/悲しい世界/暴力的な世界/キチガイ染みた世界」が自分を憤慨させていると考えています。
しかし(怖ろしい/悲しい/暴力的/狂気/など)これらの性質はあなたによって世界に与えられているのです。 世界はそれ自体では無意味なのです。

このエキササイズは目を開けたままで行ないます。
ゆっくりとあなたの周りを見回してください。
一つ一つのものを大体同じ時間眺められるようにあなたの視線を動かします。
一つのものからもう一つのものに急激に視線を動かすのではなく、一定のテンポであなたの視線を動かします。 
何が見えていても構いません。見えている全てのものに同等の注意と時間を与えながらあなた自身にこれを(今日のアイディアを)教えます。 これが「あなたに見えているもの全てに同じ価値を与える学習」の第一ステップなのです。
辺りを見回しながら自分自身に対して下記の言葉を言います。

[私は「怖ろしい世界/危険な世界/敵意に満ちた世界/悲しい世界/邪悪な世界/狂気の世界」を自分が見ていると考えています。]
“I think I see a fearful world, a dangerous world, a hostile world, a sad world, a wicked world, a crazy world,”

このようにしてあなたが思いついた言葉を言ってください。
(ネガティブな言葉ではなく)ポジティブ(肯定的)な言葉が思いついたなら、それも言ってください。例えば「良き世界」とか「素晴らしい世界」とか、そのような言葉が思い付いたならそれらも今日のアイディアの中に含めます。
何故これらの「良い」形容詞をこのエキササイズに含めるべきなのか、あなたはまだ理解していないかもしれません。 しかし「良い世界」という言葉には「悪い世界も在り得る」ということが暗示されていること、「素晴らしい世界」という言葉は「素晴らしくない世界もある」と暗黙に語っていることを理解してください。
あなたが思いついた全ての言葉に今日のアイディアを当て嵌めることが可能です。
これらの(言葉の)表面上の意味はどうでも良いのです。
今日のアイディアを当て嵌めるにあたり、自分の判断をもとに「良いもの」に少ない時間を与え「好ましくないもの」により多くの時間を掛けるなど、選り好みを加えてはいけません。
このエキササイズの目的の上では、それら(好ましいこと、好ましくないこと)には違いがないのです。
そして下記の言葉を述べてプラクティス・ピリオド(練習期間)を終えます。

[しかし私が憤慨しているのは、私が無意味な世界を見ているからです。]
“But I am upset because I see a meaningless world.”

無意味なもの(意味をもっていないもの)は良くも悪くもないのです。であれば無意味な世界があなたを憤慨させる必要があるでしょうか?
世界を無意味なものとして受け入れて{あなたが見ている現在の世界には意味がないということを受け入れて}そしてあなたの為に世界の上に真理が書き入れられることを受け入れることが出来たなら、それがあなたをとてもハッピーにするでしょう。

しかし世界は無意味なので、あなたは自分の好みを世界の上に書き入れようとしているのです。
あなたはこれを見ているのです{あなたは無意味な世界の上に自分の嗜好を書き入れようとしているのです}。 これが真に無意味なことなのです。
しかしあなたの言葉{あなたが世界の上に書き入れた言葉}の下には神の言葉が書いてあるのです。
この真理は今あなたを憤慨させてしまうかもしれません。
しかしあなたの言葉が消されたなら、あなたはそこに神の言葉を見るのです。
それがこれらのエキササイズの最終的な目的なのです。
今日のアイディアのプラクティス期間を3-4回設けてください。
一回のプラクティス期間は一分以内にします。 一分よりもかなり少ない時間でも構いません。ストレスを感じたら直ちにエキササイズ/プラクティスを中断してください。

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