Feb 15, 2012

Lesson 7

Lesson 7
[わたしは過去しか見ていません。]
“I see only the past.”


このアイディアは(初めの内は特に)信じることが難しいものです。
しかし今まで見て来たアイディアから、このアイディアが正しいと解るのです。


これが(あなたが過去しか見ていないことが)「あなたが見ているものには何も意味が無い」理由なのです。
これが「あなたが全てのものにその意味を与えている」理由なのです。
これが「あなたが見ているものをあなたが全く理解していない」理由なのです。
これが「あなたの思考が何も意味しておらず、あなたの思考があなたの見ているものと同じである(あなたの思考があなたの見ているものと同じように無意味である)」理由なのです。
これが「あなたは自分で考えている理由によって憤慨してはいない」理由なのです。
これが「あなたがそこに存在していないものを見て憤慨している]理由なのです。

時間に関する昔からのアイディアを変えることはとても難しいのです。何故なら「あなた達が信じている全てのこと」は時間に根ざしており、これらの新しいアイディアをあなたが学ばないことに根ざしているのだから。
だからこそあなたには時間に関する新しいアイディアを必要としているのです。
そしてこのアイディアはそれ程(これをあなたが初めて聞いた時に感じる程)奇妙なものではないのです。

例えばコップを例に取ってみましょう。
(あなたの前にコップがあった時)あなたはコップを見ているでしょうか? それとも過去に喉が渇いていた時コップを取り上げてそこから液体を飲んだ体験を(唇をコップの縁に付けた時の感覚や、朝食時にコップを使っていた記憶などを)繰り返している(顧みている)だけなのではないでしょうか?
そしてこのカップに対するあなたの美的感覚は過去の体験に根ざしてはいないでしょうか?
このタイプのカップを床に落とした時それが割れるかどうか、あなたはどうやってそれを知っているのでしょうか?
あなたは、過去に学んだこと以外に、何かこのカップについて知っているでしょうか?
あなたが過去に学んだことを除外すれば、あなたはこのカップに関してどのようなアイディアも持ってはいません{あなたはこのカップに関して何も解っていません}。
であれば、あなたは本当にこれを見ているのでしょうか?

周りを見回してみれば、あなたが見ている全てのものにこれが当て嵌まることが解るでしょう。
今日のアイディアをあなたの目に留まったもの全てに無差別に当て嵌めることにより、このことを認識してください。

下記にサンプルを挙げます。
[私はこの鉛筆の過去だけを見ています。]
[私はこの靴の過去だけを見ています。]
[私はこの手の過去だけを見ています。]
[私はあの体の過去だけを見ています。]
[私はあの顔の中に過去しか見ていません。]

特定の事柄(主題)だけに集中するのは止めなさい。そして特定の事柄を除外しようとしないでください。
それぞれの主題を宣言して{あれこれ考えず}直ぐに次の主題に移りなさい。

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