今日は図書館に行って来ました。
キリスト教関係のエリアを徘徊してみたところ、クリスチャン・サイエンスの隣がスウェーデンボルグで、その隣にヘレン・ケラーの著作がありました。
「何でスウェーデンボルグの隣がヘレン・ケラーなの?」と思って本を手に取ってみると...、
皆さん知ってました? 「奇跡の人」へレン・ケラーのインスピレーションが(サリバン先生だけでなく)スウェーデンボルグだったって(私は知りませんでした)。
スウェーデンボルグはスウェーデン人です(わかり易い!)。1688年生まれなので結構昔の人ですね。
私、この人の本は日本語訳のものを幾つか持っていたのだけれど(霊界日記とか、ナントカカンとか全集とか)、余り良く読まずに処分してしまいました。 「だって退屈なんだもん。話がクドイし。」 (ACIMの方がよっぽどクドイです、今から考えれば。)」
でも最近「漫画版スウェーデンボルグの霊界」という本を取り寄せて読んでみました。漫画なら退屈しないだろうと思ったのです。 良くまとまってますよこの漫画。 スウェーデンボルグの著作や伝記を翻訳している方が監修をなさっています。
(私は基本的に漫画は好きです。子供の頃から手塚治-火の鳥-とか、石森章太郎-サイボーグ009‐とか読んでました。 あとキュティーハニーとガキデカ。 顔を隠して尻隠さず、でしたっけ?)
ACIMも漫画版があれば良いのになー。でもヴィジュアルな要素がとても少ないからねー、こちらは。
スウェデンボルグは寝ている時にヴィジョンを体験し、霊界や地獄や天上界などを訪れています(いわゆる幽体離脱)。 そして「人は死んで体を離れた後、より制限の少ない霊的世界へ行くのだ。 そして最終的には自らを高めることにより天上界へと到達するのだ。」と主張していたようです。
基本的にヒエラルキー(上下構造)は実存していないと言っている(らしい)ACIMとは異なっていますね。
でも、共通する点も多いですよ。 例えば、スウェデンボルグは聖母マリアやキリストを思わせるガイド(精霊とは言っていませんが)に導かれて色々な体験をします。
体の限界が取り払われている霊界では、霊的太陽が全ての源で、力の根源であり、霊的太陽が霊流(スピリットの流れ)を起こしている、とも言っています。
ACIMとの一番の違いは、霊界と人間界の間にある精霊界の一部として地獄界が存在していると言っている部分かもしれません。
これに対するACIM的説明としては「そこに見えている違いや構造もまた(そのヴィジョンを見た)その人の信念を反映してそのように見えている」でしょうか?
しかしスウェーデンボルグの地獄の説明内にもACIMと共通した部分はあります。
『霊界の霊は、自分達の全ての源が霊界の太陽(神)にあることを知っています。 彼等は太陽(神)こそが主であり、この太陽(神)が行き渡らせている秩序に従って生きることこそ最も正しい生活だと知っているのです。
これに対して地獄界に居る霊達の生命の源は彼等自身の欲望であり、この欲望が彼等の光りなのです。彼等の主は自分自身なのです。 自分こそ最上の主だと考えている故に、彼等は争いの世界(地獄)に居るのです。』 (表現は少し変えました。)
というわけで今日私が受け取ったガイダンスは、「違い」よりも「同じ」を見つけなさい、です。
さてヘレンさんの著作(題名は”Light in My Darkness”)を読んでみようかな? そういえば、ACIM もへレンさんですね。
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