2006年5月23日
19. Miracles make minds one in God.
19. 奇跡は、それぞれのマインド達を「神」の中で一つにします。
このワンネス(神とあなたのマインドが一つであること)が初めから真実であり続けていなかったのなら、奇跡を行なうことは不可能だったでしょう。
もし神からの分離が本当に可能であったなら、コミュニケーションは永遠に断たれたままになってしまったでしょう。
あなたの口から出て耳に入って行く言葉は、時間と空間の中を動いているように見えますが、それもまた幻想なのです。
何故なら、コミュニケーションは「マインド」が行うものだからです。ちょうど今あなたが私を明確に聞いており、私の微笑を感じているように。
私たちが話している時、あなたは「安全」や「安らかな無防備」を感じていませんか?
何故なら、たとえあなたがそれを覚えていなくとも、私たちは対等なのだから。
「私の声」はあなたにとって、今まで聞いたどの人の声よりもリアルに聞こえるでしょう。 そして「私の声」は常に『あなたの聞く意思』を待ち続けています。
これは体には当てはまりませんね?
それが何故か教えましょう。
私たちの一人一人は、無限の「アイデンティティ」を持っています。 そして体(あるいは体現)はその一つに過ぎません。
体に対する限定された見方(三次元的視点)は初めの内とても楽しかったので、エゴは自分のアイデンティティとして「三次元的な体の視点」にしがみ付いたのです。 こうして三次元に限定された見方で定義されている体が、「これが自分だ」とあなたが現在思っているものになったのです。
そして、あなたの思考が「故郷」の記憶から遠く漂い離れてしまうに従い、体現の歪みがより大きくなって行きました。
ユーモアが失われ、体が(あなた達全員にとって)深刻な問題になったのです。 それはもはやシンプルで美しい道具ではなく、あなたの「アイデンティティ」の一側面ではなく、スピリット(霊)の可視性/触知性(見れる様子/触れる様子)を実演しているものではなくなってしまったのです。
この奇妙な振る舞いを説明するために、様々な神話が発明されてきました。そして、この奇妙な振る舞いが(あなた達にとって)一般的なものになったのです。
しかし「あなたであるもの」は「神」によって安全に抱かれ続けており、全く変わっていないのです。
「私たちのワンネス(一体性)」そしてあなたが永遠に安全であること、この「事実」が全ての奇跡の基礎なのです。
2006年5月24日
They depend on cooperation,
それらは(奇蹟は)協力を必要としています。
誰の協力でしょう? あなたの協力です。
「あなたの見方」や「正しい見方」を強要して人を癒すことは出来ません。
あなた自身の見方や振る舞いがまず一番大事なのです。
もしあなたが私と「繋がった」なら、あなたは協力しています。
協力とは(「全てのもの」と繋がって一つになっている)あなた本来の状態に戻ることです。
これは(全てのことを自分一人だけで決定したいと思っている)エゴにとっては途方もなく見えるでしょう。
エゴは(例えばより物知りの)他のエゴにアドバイスを求めるかもしれません。 しかし、最終的な決定はあなた自身のものです。
あなたは無数の中の一人にしか過ぎないように見えているかもしれません。 しかし、
-because the Sonship is the sum of all the Souls God created.
「神の子」は「神」の創造した全「魂」達の総体なのです。
「マインド」(神の子)が「一つ」であり「全て」である故に、各個人のマインドもお互いと繋がっています。
だから、あなたが協力しようとしたなら、そのようにして「繋がろう」とするあなたの意志は、「自分一人で存在しようと決めている全ての意識」に対してその経験(孤立を手放し繋がろうとする経験)を与えるのです。
これにより、彼等(自分一人で存在していようと決めている意識存在)も若干の安堵を得るかもしれません。
そして、まだ何も感じることが出来ない者にとっても、あなたが私と協力しようとして繋がったことにより、彼等の繋がりがオープンになるのです。
Miracles therefore rest on the laws of eternity, not of time.
だから奇蹟は(時間の法則ではなく)永遠の法則に依存しているのです。
「時間から永遠へのシフト」を可能にするのは「繋がること」です。
何故なら、「時間」と「永遠」は常に一つのもの、同一のものとして起こっているのだから。
「時間」とは、「起こっている」と「あなたが考えていること」です。
そして「永遠」とは、「何時でも真理であり続けていること」です。
(ここに私たちは劣化/老化が不可能なことを見るのです。これが全てを癒すための鍵です。 あなたが、あるいは何かが、その最上に完璧な状態から劣化出来るでしょうか? それは不可能です。 私たちの「源」が「私たち全て」を養っているのだから。
2006年5月 25日
あなたの「完璧性」と「全体性」は「永遠」であり、いつでもあなたに与えられています。
この「完璧性/全体性」は、人間の夢には触ることが出来ず、人間の夢がこれを変えることも不可能です。 このことは、幾ら強調しても強調し足りないぐらいです。
あなたの見ている幻惑的な「生命」の幻想からあなたが目覚めることが一番重要なのです。
どうすればあなたは『自分が「リアルな生命/人生」を体験しているかどうか』知ることが出来るのでしょうか?
それは、あなたの感じる「平和」と「喜び」と「エネルギー」によって解るのです。
これがあなたの友達のメラニーにとっての本当の癒し/治療なのです。 あなたは彼女の全体性(健全性/完璧性)を、神聖なるものとして抱き続けなければ(それを真なるものとして見続けなければ)いけません。
次の「奇跡の原則」を聞きながら、あなたは私が言っている意味を見るでしょう。
20. Miracles reawaken the awareness that the Spirit, not the body, is the altar of truth.
20. 奇跡は、『体ではなく「スピリット(霊)」が、真理の祭壇である』という意識をもう一度目覚めさせます。
この文は、体ではなくスピリットが真理の「祭壇」であり、と同時にスピリットが「生命」/「愛」/「原則」/「アイデンティティ」の「祭壇」でもある、と言っているのです。
あなた達全員は絶対にモータル(死すべき者/必滅者)ではありません。
私がそうでないように、あなたもそうではないのです。
あなたの「聖なる原則」、つまりあなたの「源」は常に「神/スピリット」なのです。
あなたは決して、いわゆる精子と卵子から生まれたものではありません。
それらは夢見ている者達が発明したゲームやルールなのです。そして、それらの夢から目覚める必要があるのです。
そのために私が水の上を歩き、壁を抜けて歩いたのです。
私は自分の弟子達と戯れのゲームをしていた訳ではありません。
私は「物質と呼ばれているもの」の中の安住から彼等を揺り起こそうとしていたのです。
それは一夜にして行えたことではありませんでした。 それはこの2千年間殆ど行われて来ませんでした。
しかし、あなたはどの瞬間にでも目覚めることが出来るのです。
あなたが自分と他者を縛り付けているこの奇妙な法則は、ただ奇妙なだけであって、本当は(あなたを束縛する力を持っている)法則などではないと気付くことが出来るのです。
モータル(肉体を持った必滅者)など存在していないのです。
あなたが「人間」と呼んでいる幽霊や怪獣は、ハロウィーンのコスチュームのような見せかけのものです。
人々は(自分達がとても利口で発明力があると考え)自身のパーソナリティ/ペルソナ(ラテン語で仮面という意味です)を作り出しました。
そして「このパーソナリティは自分達のつまらない想像の一部だ」ということを忘れてしまい、それとの自己同一視を執拗に続けています。
確かに、このような指摘は、ほとんどの夢遊病者を防御的怒りに追いやってしまいます。
(そして、「全ての怒りが防御的な行動で、それが中毒的なものである」と知るのは有益なことです。)
この人々とは誰のことでしょうか?
それは、『「神」とひとつの「生命」として生きること』の喜びや平和や楽しみよりも「リアルでない夢」の方を選んでいる人達のことです。
だから、自分一人だけで選択し意思決定し続け、怠惰に夢見続けようとしている限り、あなた自身も彼等の一員です。
しかし、あなたが「繋がろう」と振り向いた途端、あなたが喋り出す前に、(あなたの手を握っている)もう一つの手が現れ、あなたの全ての孤独は消えるのです。
あなたがスピリット(霊)に(意思決定や思考を)任せれば、スピリット(霊)が自在に働けるようになります。
「助け」が存在することを認識すれば、マインドがその助けを聞けるようになるのです。
This is the recognition that leads to the healing power of the miracle.
この認識が奇跡の癒す力を可能にするのです。
昔私が言った言葉。 あなたの怖れの正体を暴いて見せた言葉は何だったでしょう。
スピリットがあなたの愛する人の「リアリティ」なのです。 それをあなたが認識すれば、この「真理」が全てを統治するのです。
たとえば、あの時あなたの怖れが消えて行くに従い、あなたの友達のメラニーの恐れも消えて行ったのです。 何故ならマインドは繋がっているのだから。 そして彼女の体の癒しも自在に行われ始めたのです。
マインドの癒しには、このようなシフトだけが必要なのです。
彼女のマインドは(より大きく包括的な)「マインド」、スピリットと同等に自由自在な「マインド」なので、憎しみ/怒り/怖れがこの「光/マインド」に取り付くことは出来ないのです。
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