Lesson 2 3
[攻撃思考を手放すことによって「私が見ている世界」から逃れることが出来ます。]
“I can escape from the world I see by giving up attack thoughts.”
今日のアイディアの中に怖れから逃れられる唯一の方法が示されています。
これ以外の方法はどれも上手く行きません。
これ以外の試みは全て無意味ですが、この方法{今日のアイディア}には失敗がありません。
あなたの持っている各思考があなたの見ている世界の細部を作り上げています。
だから世界に対するあなたの知覚を変えるために、わたし達はあなたの思考に働きかける必要があるのです。
あなたが見ている世界の原因は攻撃思考であり「これらの思考はあなたの求めていないものである」と理解する必要があるのです。
世界に対して悲観する必要はありません。 世界を変えようとする必要はありません。
世界は効果(結果)でしかないので、世界が変ることは不可能なのです。
そうではなく世界に対するあなたの思考を変えることが必要なのです。
ここにおいてあなたは原因を変化させているのです。{世界に対するあなたの思考を変えることにより、あなたは原因に働きかけているのです}。 すると効果(結果)も自動的に変化します。
あなたが見ている世界は復讐に満ちた世界で、その中にある全ては復讐のシンボルなのです。
「外的リアリティ」に対するあなたの各知覚は、あなた自身の攻撃思考をビジュアルに(絵として)表現しているのです。
これ(攻撃思考を現している外的リアリティ)を「見ていること/見えていること」と呼ぶべきかどうか疑念を持つべきです。
このようなプロセスに対しては幻想(ファンタジー)という言葉の方が相応しくはないでしょうか? そしてこのプロセスから現れる結果は幻覚と呼ぶべきではないでしょうか?
あなたは自分で作った世界を見ているのですが、しかしあなたは自分のことを「イメージを作っている者」としては見ていません。
あなたは世界から救われるのではなく、世界から逃れる(脱出する)ことが出来るのです。
これが救済の意味することです。
世界の原因が消えた場合、世界はどこに行ってしまうのでしょうか。
「自分が見ているとあなたが考えている全てのものに取って代わるもの」はすでにヴィジョンの中に保たれています。
愛らしさ(Lovelyness)があなたが作ったイメージ群を照らし、それら(あなたが作ったイメージ郡)を変容させ、(あなたはそれらを憎むために作ったのですが)あなたがそれらを愛せるように成るのです。 何故ならあなたはそれら(イメージ郡)をもう一人で作らなくなるのだから。
今日のアイディアは「あなたはあなたが見ている世界の中に閉じ込められてはいない。何故ならあなたはその原因を変えることが出来るのだから。」という考えを導入するものです。
この変化のためには、先ず第一に原因が認識出来るように成り、それから原因を手放して、それが置き換えられるように成る必要があります。
初めの二つのステップ(あなたが見ている世界の原因を認識出来るように成り、その原因を手放すこと)にはあなたの協力が必要ですが。 最後のステップ(原因を置き換えること)にはあなたの関与が必要とされていません。
あなたのイメージ(複数)はすでに置き換えられているのです。
初めの二つのステップを行なうことにより、これ(あなたのイメージがすでに置きかえられていること)が事実であることをあなたは見るのです。
今日は必要に応じてアイディアを適用すると共に、プラクティス・ピリオド(練習時間)を5回設けてください。
周りを見回しながら今日のアイディアをゆっくりと自分に向かって言い、それから目を閉じて一分間位自分のマインドを見つめてそこで発生している攻撃思考を調べます。
攻撃思考が見つかる度に下記のように言ってください。
[__に関する攻撃思考を手放すことによって、「私が見ている世界」から逃れることが出来ます。]
“I can escape from the world by giving up attack thoughts about _____.”
マインドの中にそれぞれの攻撃思考を保ちながら上記のように言ってから、その攻撃思考を手放し、次の攻撃思考を見つけます。
プラクティス・ピリオド中は「あなたが攻撃している思考」と「あなたが攻撃されている思考」の両方に今日のアイディアを当て嵌めてください。
それらの効果は全く同じなのです。何故ならそれら(攻撃されている思考と攻撃している思考)は全く同じなのだから。
あなたはまだこれに気付いていません。しかし現時点であなたから求められているのはプラクティス・ピリオド中にそれら(攻撃されている思考と攻撃している思考)を同じものとして扱うことだけです。
わたし達はまだ「あなたが見ている世界」の原因が認識出来るように成ろうとしている課程にいるのです。
「攻撃している思考{誰かを攻撃する必要があると考えること}」と「攻撃されている思考{自分が攻撃されていると考えること}」には違いがないと理解した時に、あなたは原因を手放す準備が出来ているのです。
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