Lesson 2 5
[私は全てが何のためにあるのかわかっていません。]
“I do not know what anything is for.”
目的が意味なのです。
今日のアイディアが「あなたが見ている全てのものには何も意味がないこと」を説明しています。
あなたは自分が見ているものの目的(意図)を知らないのです。 だからそれ(あなたが見ているもの)はあなたにとって無意味なのです。
全てはあなたの最善の利益のために存在しています。
あなたの最善の利益が全ての目的であり、全ての意味なのです。
これを認識することであなたのゴールが統一されるのです。
これを認識することであなたが見ているものに意味が与えられるのです。
あなたはエゴのゴールに従って世界と全てが意味を持っていると知覚しています。
それらエゴのゴールはあなた自身の最善の利益/目的とは関係無いのです。
何故ならエゴはあなたでは無いのだから。
この間違った自己認識(エゴを自分だと誤解すること)が、何のために全てが存在しているのかあなたに理解出来なくしているのです。
その結果としてあなたは全てを誤用してしまうのです。
あなたがこれを信じた時(エゴを自分だ信じることが全ての意味を自分から奪っているとあなたが信じた時)、あなたは「自分が世界に対して与えたゴール」を取り下げ、「自分が世界に対して与えたゴール」をそれ以上強化しようとはしなくなるのです。
「あなたが現在知覚(認識)しているゴール」を違う表現で説明するとすれば、それは「パーソナル(個人的)な利益/興味にだけにたずさわること」です。
しかしあなたはパーソナルな興味は持ち合わせていないので、{現在の}あなたのゴールは何とも関係していないのです。
だからそれを(あなたの現在のゴールを)尊んでいる時あなたは全くゴール(目的)は持っていないのです。 だからあなたは全てが何のために存在しているか知っていないのです。
今日のエキササイズがあなたにとって意味を持つように成る前に、もう一つ説明が必要です。
一番表面的レベルではあなたは目的を認識しています。
しかし目的をそのレベル(表層のレベル)で理解することは不可能です。
例えば、あなたは電話が自分の直ぐ傍には居ない誰かと話す目的で存在していることを理解しています。
しかしあなたは何故自分がその人と話したいと望んだか理解出来ていないのです{理解出来ていないことが多いのです}。
そしてこれを(何故自分がそれを望んだか)あなたが理解出来るか出来ないかによって、その人との関わり合いが無意味に成るか意味深くなるかが決まるのです。
あなたが全てに与えているゴールを放棄出来るようになることが、あなたの学習にとって絶対必要なのです。
あなたが全てに与えているそれらのゴールは「良くも悪くもなく」ただ無意味であると認識することが、あなたの学習を達成する唯一の方法なのです。
今日のアイディアはこの方向にあなたを向ける一つのステップです。
今日は各3分間のプラクティス・ピリオドを6回行ないます
まず今日のアイディアをゆっくり繰り返し述べてから、(遠く/近く、重要/無意味、人間/非人間などの区別無く)身の回りを見渡してあなたの目を引いた物を見つめます。
あなたが見つけたものを見ながら下記のように言います。
[この椅子が何のために在るのか、私は知っていません。]
[この鉛筆が何故在るのか、私は知っていません。]
[この手が何のために在るのか、私は解っていません。]
“I do not know what this chair is for.”
“I do not know what this pencil is for.”
“I do not know what this hand is for.”
あなたの目をそれから最後まで逸らさずに、今日のアイディアをかなりゆっくりと言います。
言い終わったら次のものに視線を移し、今日のアイディアを次のものに対して当て嵌めて行きます。
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